ビデオカメラの新しいジャンル「アクションカメラ」で斬新な映像を残す

最近では、撮影した動画をネット上にアップし、FacebookやTwitterなどのSNSを通して、家族や友達に見てもらうというスタイルが定着しつつあります。動画サイトといえばYouTubeですが、これもただ動画を視聴するためだけのメディアではなく、自分から積極的に動画をアップして見てもらう「参加型のメディア」へと変わりつつあります。

では動画を撮る際に、どんな機器を使えばいいのでしょうか? 既に手持ちのビデオカメラがあるからそれで充分、という方も多いかも知れません。そんななかで「他人とは違う個性的な映像を残したい」とお考えの方にお勧めしたいのが、最近流行の「アクションカメラ」です。

アクションカメラはこんなシーンで活用できる

アクションカメラは別名ウェアラブルカメラとも呼ばれ、ウェアラブルとは「身につけられる」ことを意味します。つまり、これまでの手持ちで撮影するカメラとは違い、アダプターを使って人間の体などに固定して撮影するカメラです。

そのためアクションカメラは一般的なビデオ撮影よりも、アクティブなスポーツシーンの撮影に使われるのが本来の目的なのですが、その特長を活かすとひと味違った動画撮影が可能となるわけです。

ほとんどのアクションカメラはヘビーデューティー仕様で、防水、防塵、耐衝撃性に優れるため、撮影場所を問わないというメリットがあります。

これを活かして夏場の海水浴場や自宅の庭のプールで孫と一緒に過ごす映像を撮影したり、あるいは旅行先で急に雨に降られたりしてもそのまま撮影を続けられるという通常のビデオカメラではできない使い方が可能になります。
ウェアラブル、つまり身につけて利用できるので、孫と遊んでいる映像を撮影する場合でも、いままでは手持ちのビデオカメラでひたすら孫の動きを撮影することしかできなかったのですが、リストバンドなどでアクションカメラを身につけて撮影すれば、自分と孫が一緒に遊んでいる状況を一人称視点でリアルな映像として記録できるようになります。

あるいは、趣味のハイキングや登山の際にアクションカメラを身につけて撮影すれば、バッテリーの許す限りの時間にはなりますが、ハイキングの道のりすべてを映像として記録することも可能です。手持ちのビデオカメラでは片手にカメラを持ち続けることなど現実的には不可能だっただけに、いままで見たことのない臨場感に溢れた映像が残せるようになるわけです。

アクションカメラがよく使われているのが、サーフィンやバイク、自転車などに専用のマウントアダプターを装着しての撮影です。もしそのような趣味をお持ちでしたら、ぜひアクションカメラを相棒として連れ出してみてください。これまでは記憶の中にしか残すことのできなかった自分のアクティブな姿を、リアルな映像として想い出と共に残すことができるようになります、

少し変わった撮影方法としては、ペットや子供に装着してのビデオ撮影というシーンも考えられます。自分では普段目にすることのできないペットや子供の目線で世界を見ると、これまで気づかなかった世界が広がるかも知れません。

アクションカメラの特色と選び方

このように外出先であればオールマイティーに使えるアクションカメラですが、一般的なビデオカメラとは本来の使用用途が違いますので、機能面も若干異なります。

まず、最も大きな違いが画角です。アクションカメラは原則的にファインダーを見ないで撮影するため、ある程度当てずっぽうで目的のものをとらえられるように、画角が150°〜170°というワイド画面での撮影となります。そのため保存される動画は、一般のビデオカメラよりもワイドに歪んだ映像となるため、若干違和感があるかも知れません。

そのほかにも手持ちカメラに用意されているさまざまな付加的な機能が、小さなボディーのアクションカメラでは省かれています。

アクションカメラで撮影した、今まで見たこともない独自のアングルや構成で個性的な動画をアップすれば、SNSや動画共有サイトでいままでより多くの反応を得ることができるはずです。

動画を魅せる場所が広がっている現在、周りの人たちと差別化したオリジナリティーの高い映像を披露したいのであれば、まだシニアには縁遠い存在のアクションカメラにチャレンジしてみるというのもひとつの方法でしょう。

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